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「リアル 完全なる首長竜の日」 [cinema]


リアル~完全なる首長竜の日~ スタンダード・エディション [DVD]

リアル~完全なる首長竜の日~ スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD


7/7(日)に観てきました。
この日は、久々にハシゴしてます。
ブログの記事更新がだいぶサボり気味になっちゃってから、溜めちゃうのが判っててハシゴはちょっと・・・というのがどこか意識にあったんですが、そうこうしてて観たい作品を見逃すのもよくないだろうと、体調も良くて気持ちにも余裕があるんならと出かけました。
これはその1本目です。

黒沢清監督は「トウキョウソナタ」も好きだったし、その中で佐藤健・綾瀬はるか主演というのが新鮮で気になりました。
脇を固める人物たちがオダギリジョー、中谷美紀、小泉今日子、松重豊というかつての黒坂清作品を彩った面々が勢ぞろいという具合で、なんだかすごく豪華です。
でもあくまで、若い二人の現実を飛び越え夢にダイブし時間も越えて互いを信じる真っ直ぐさがメインのお話で、荒涼とした都会のダークな光景が「回路」の終末観とちょっと重なって見えたりもする映像ですが、今回はそこに希望とまでは呼べないかもしれないけど、でも諦めない意志の強さみたいなものが描かれている気がします。フィロソフィカル・ゾンビという存在がいかにも黒沢清監督らしい不気味な姿でデザインされているのも、確かにちょっと薄気味悪いんだけど、なんか体温を感じる微妙なさじ加減で半分だけ実体を持ってるような感じで描かれていて、あの時点ではたぶん絶望していたはずの”「回路」のその先”の世界があるように思えました。
それでも首長竜はやはり立ちはだかったりしますが。
その荒々しい象徴としての実体は、夢の中の出来事を超えて登場し、現実を侵食し続けている危険な生きものに見えました。脳内に巣食う過去の記憶の中にリアルに生き続けているそれを、誰かに任せて逃げるわけにはいかない、そんな状況はディテールは異なっても我々に中に覚えのある現実なのかもしれないと、あとから考えて思えたりもします。
黒沢監督の作品は脚本の中に明快な解答はないままにこうやって提示されることが多いんで、結構自由に後から思いを巡らせて楽しんでいけます。
少し時間も経ったんで、改めて原作小説にも挑戦してみようと思っています。

【映画化】完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

【映画化】完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

  • 作者: 乾 緑郎
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2012/01/13
  • メディア: 文庫



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