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「最後の忠臣蔵」 [cinema]


最後の忠臣蔵 [DVD]

最後の忠臣蔵 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


1/1(土)に鑑賞してきました。
2010年の締めくくりに、この作品にしようか「武士の家計簿」にしようか迷った挙句、こちらを新年1本目にしようと決め、後回しにしていました。
この作品は、予告で知った時点で必ず観たいと思っていました。
忠臣蔵という題材は、特に大河ドラマで何度か扱われていて、それだけでなくてもやはり有名なエピソードでもあるんで、その後日談となるこの物語も、どういう方向なのかもやっぱりある程度予想もついています。
ある意味で、とにかくど真ん中の王道。
先に変化球であろう内容の「武士の家計簿」を、と観る順序を考えたのは、その点もちょっとありました。
主演のお二人、役所広司さんと佐藤浩市さんの組み合わせもとても気になりました。
ほぼ初共演なんだろうと勝手に思っていましたが、実は「THE 有頂天ホテル」でちょこっとだけ一緒だったんですね(ほとんど共演シーンはないままでした)。
役所さん演じる瀬野孫左衛門は大石家の用人ということで、直接赤穂浅野家の家来ではないという設定。
その微妙なスタンスもあって、密命を受け討ち入り直後の逐電からやるせない状況に置かれる中、一点の曇りもなく己のすべてを賭して苦境を生き抜いていくんですが、その信念にほころびが出るのが可音の存在そのものであるという皮肉は切なすぎでした。
一方の佐藤浩市さん演じる寺坂吉右衛門も別の密命を胸に、討ち入り後を生き抜いていく立場ながら、こちらは生き残っている意義は感じながらも自らの存在に常に割り切れなさを感じ続けてきたであろう、ある種の人間臭さがあって、その揺れ動く様が観ていて胸に迫ってきました。
この二人が運命の巡り会わせにより再会する展開には、忠臣蔵という舞台装置らしい義の精神が描かれていてドラマチックだったんですが、可音の婚礼の夜の場面、なんだかふと「フィールド・オブ・ドリームス」みたいだなぁと思ってしまいました。いい意味でですが。
それにしても、桜庭ななみさんのヒロイン像が素晴らしかったです。
こういう凛とした大人びた表情、育ちの良さがわかる気品、リラックスした瞬間ふっと幼さが見え隠れする揺らぎのあるキャラクターを堂々と演じてて、「書道ガールズ」のときの優等生的なキャラクターとは全然違う繊細で複雑な役柄で全く印象が違っていて、驚きです。
丁寧に丁寧に撮影された、折り目正しい見ごたえのあるドラマを堪能させてもらえました。

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non_0101

こんにちは。
いい作品でしたね~!昨年はいろいろ時代劇を観ましたけど、
この作品の美しさには本当に感動しました。
出演者の方々の演技も映し出される風景も良かったです。
日本映画の素晴らしさを感じさせてくれる作品でした☆
by non_0101 (2011-01-30 10:41) 

cs

non_0101 さん、niceとコメントどうもありがとうございます。
杉田成道監督って、TV「北の国から」が有名ですが映画としてはまだまだ全然撮っていなかったんですね。
自分も幾つか見逃してしまっているんですが、それでも時代劇が増えてきているのは感じます。
こういう王道ど真ん中で、日本ていいなぁと感じられる作品が新たに誕生してくれたことに感謝したくなります。

by cs (2011-01-30 14:04) 

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