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ゼロの焦点 / WOWOW [Watching TV:films]


ゼロの焦点 [DVD]

ゼロの焦点 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD


さきほど、2009年12月に観た同じ作品のリメイク作について記事をupしたところだったんですが、たまたま丁度、WOWOWで1961年作品のこちらを放映していたので冒頭部分をちょっと見逃してますが鑑賞しました。
基本的な筋立ては変わりませんが、比べると人物設定、展開上の変更がリメイク作にあるのが改めてわかりました。
こちらはモノクロ映像で、北陸の荒れた断崖の映像もやはり違う迫力があります。

<以下、かなり内容に触れる記述になりますので、ご注意ください>

全体的には、比べるとただただ悲劇的な真相に向かっていく感じで、リメイク作では現代の視点を加え、人物造形にも新しい要素を付加しているのがわかります。
順番が逆になっての比較ですが、以下、その部分で気づいた点を。
事件を追ううちにそれまで全く見えていなかった別の顔が浮かび上がってくる鵜原健一は、旧作では謎めいた部分はそれほどなく、人がいいけど罪深いという印象でした。リメイク作では真相に関わる過去の描写が加わり、キャラクターが矛盾を含んだ複雑な人物に見えてきます。室田佐知子についても、厳しい境遇から抜け出すために変わっていく先にこの事件が関与するわけですが、田沼久子との関係性も若干違うし、リメイク作では真相が判った先の切ない状況、更にその道筋の先に現代がある俯瞰の視点が加わっています。佐知子のキャラクターもやはり複雑で多面的です。
サスペンスとしては旧作のほうがよりストレートで事件性がある気がします。
それに、これは撮影している時代の違いが大きいんですが、芝居がしっかり台詞として聞こえるものになっていて、ドラマとして輪郭のくっきりしたものになっています。これは現在の作品ではリアルさでいうとちょっと違う感じがしてしまいます。
その分、リメイク作では人間ドラマの部分を改めて深めようとした試みがあって、大筋では一緒なんだけど、比べて鑑賞するとどちらも補完しあえる違いが楽しめました。
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