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「サブウェイ123 激突」 [cinema]


サブウェイ123 激突 コレクターズエディション [DVD]

サブウェイ123 激突 コレクターズエディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD


10/4(日)にハシゴしてきたうちの1本です。
上映終了前に、とりあえずと思い選んだのは、このところ幾つか見逃してちょっと久々のデンゼル・ワシントン出演作品の鑑賞です。
最近の作品では特に、デンゼル主演が多く続いている印象のトニー・スコット監督。
冒頭から畳み掛けるようなスタイリッシュでテンションの高い凝った映像で楽しませてくれます。
共演のジョン・トラボルタも今回は気になっていましたが、この二人の顔合わせは今回が初。
中盤まで電話越しで一切顔を合わせないまま展開していく中、ほぼ台詞のやりとりで進行していく見せ方が緊張感たっぷりでした。
内容は1974年に最初に映画化された「サブウェイ・パニック」のリメイクで、この作品は原作小説が1973年に出版されていたようです。
サブウェイ・パニック [DVD]

サブウェイ・パニック [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


このリメイクでは現在のNYを舞台にしているし、キャラクター設定も大幅に改編しているので、かなり70年代当時のムードとは違うようですが、このリメイク元はなんとなく知っていたし、「交渉人・真下正義」でもアイデアの元ネタにもなっていて、この元の作品を未見でしたので改めて観ておきたくなりました。
今回、キャラクター設定上でこれまでの作品とのもっとも大きな改変部分はデンゼル演じるガーバー。
彼は要職から左遷されたばかりの地下鉄一般職員で、偶然事件に巻き込まれて地下鉄ジャックの凶悪犯との交渉役にさせられた立場。
最初の電話でのやりとりも、職務に対して誠実である以上の、並外れた頭脳とか、信念のある立派な行動力とか、誰よりも勇敢だとか、そういうヒーロー的な部分は殆どない感じです。かといって、ダメな人物な訳ではないんですが。この、たまたま迷惑な立場になっちゃったという展開がまず面白かったです。
その上、左遷から停職と、破滅に向かっていた原因が自らの過去の行動にあることが明らかになっていくんですが、その告白に至る部分での気まずい雰囲気の描写は思わず見入ってしまいました。このキャラクターに臨むにあたりウェイトを大幅に増やしてどっしりとした外見のデンゼルだったんですが、自らの職務に真面目に向き合ってきて、ごくありふれた市民としてこれまで生活していた彼にいきなり降りかかる災難。
ジョン・タトゥーロ演じるカモネッティ警部補からの指示にほぼそのまま従っているだけに近いのに、それが彼にしか出来ない交渉役になっていき、結果的に選択の余地の無い過酷な状況に背中を押される形でヒーローになって行く展開はサスペンスフルで見応えありました。
最初の電話での対応から反射的な勘でガーバーのユニークさに気づき、結果的に自分を追い込んでしまう犯人・ライダーを演じたトラボルタも危険な匂い満載でありながら冷徹で頭脳明晰なキャラクターが複雑で奥行きがあって魅力的でした。相容れないはずの対照的なポジションの二人が、周囲の誰も入り込めないかのような気分を共有していく微妙なニュアンスの台詞のやりとり、これは本当に素晴らしかったです。

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コメント 4

non_0101

こんにちは。
デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタの“激突”でしたね~
二人の醸し出す緊張感が面白かったです。
ジョン・トラボルタはめちゃくちゃ悪い奴に見えました(^^ゞ
デンゼル・ワシントンもいつものオーラを押さえて一般市民になりきっていましたね。
二人のさすがの演技に見応え充分でした☆
by non_0101 (2009-10-11 10:48) 

cs

non_0101 さん、niceとコメントどうもありがとうございます。
パンフを読んでみると、オリジナルでは今回のリメイク作のように“激突”っていうキャラクターの描き方ではないみたいですね。
でも、この作品の二人の演技は、ほんとに素敵であっという間の2時間でした。
ジョン・トラボルタのああいうクセのある悪役は、凄みを感じます。
デンゼル・ワシントンも、ここまで受動的である種、周囲に惑わされっぱなしみたいな立場の役って、新鮮でしたね(最終的には違いましたが)。
この二人が撮影として終盤になってやっと初めて顔を合わせる位の配分なのに、それぞれの存在感を感じさせる展開がさすがでした。
by cs (2009-10-11 14:32) 

てくてく

デンゼル・ワシントンとジョン・トラヴォルタの
台詞のやりとりは緊迫感がありました。
トニー・スコット監督らしいスピード感のある映像で
NYの雰囲気とマッチしてましたね。
リメイク元の「サブウェイ・パニック」も
ちょっと気になる作品ですね~^^
by てくてく (2009-10-17 01:33) 

cs

てくてくさん、こちらにもniceとコメントどうもありがとうございます。
トニー・スコット監督らしい映像で、これはスクリーン向けですよね。
こういうスタイリッシュな映像でぐいぐい進んでいくものを、DVDとかでちょっと冷静に自宅で観ちゃうと、娯楽作品としての部分は間違いなく減じちゃいますね。
NYの雑然とした雰囲気は、ほんとによく合ってたと思いました(行ったこと無いんですけど・・・・^^)。
リメイク元、どこかで観られたらと思います。

by cs (2009-10-17 09:55) 

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