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「罪とか罰とか」 [cinema]


罪とか罰とか [DVD]

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  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • メディア: DVD


3/1(日)に1000円割引デーを利用してハシゴしてきました。
そのうちのまず1本目に鑑賞したのがこれです。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督の映画は監督デビュー作「1980」以来になっちゃいました。
前作の「グミ・チョコレート・パイン」も観たかったんですが。
ナイロン100℃の舞台も実際には観に行ったことがないんですがWOWOWで放映されたりした作品は幾つか前に観てました。
商業演劇界に全面的に移行していく前のバンド活動=有頂天もリアルタイムだったくせにどちらかというと後追いでした。
なので、KERA作品の本質をきちんと理解しているとまでは言えませんが、台詞のクセみたいなのはなんとなく分かります。犬山イヌコさんが演じるキャラクターとか、その体現者っていうのでどういう方面に遊びがあるかが見えてきます。ちょっと人を食ったような、おちょくったような感じの。

それにしても成海璃子ちゃん主演で、こういう毒気たっぷりのナンセンスな作品が仕上がるとは不思議で、でも不条理でポップで自在な世界観がKERA氏らしい気がします。皮肉もペーソスも。
彼女が主演に抜擢される経緯に、「あしたの私のつくり方」主演という市川準監督との縁があったのをパンフで知り、嬉しくなりました。
市川監督はもともと、自分の目で演劇をいち観客として観ながら様々な人材をご自身の作品に紹介してきた人で、その監督が彼女にもKERA氏を紹介し、KERA氏も彼女の起用があるこの作品で、あえて冒頭部のナレーションのイメージとして「トニー滝谷」へのリスペクトを示していたり、ギャグっぽいこの作品全体のムードからはすぐには想像つかないリンクがありました。

しかし、成海璃子ちゃんの配役が何かが足りないグラビアアイドルっていうキャラクター・・・これまでのイメージからの飛躍が凄すぎです。それにしてもキュートで奔放で、でも素直で真面目で、まだ16だなんて。
山崎一さんも、なんでこの立場なんだかよくわからない具合がやけにぴったりで味わいがあってよかったです。
大倉孝二氏と奥菜恵さんコンビのほんとに達者なはじけっぷりと相まって。
麻生久美子さんのマイペースな感じも、いくらダチョウのでもそんな量の黄身はないだろうっていう段田さんのシーンも面白かったし。

KERA氏の脚本はその妙なテンションがちょっと宮藤官九郎脚本とも比較したくなる変幻自在さがあるんですが、シーンの時間軸のいじり方なんかは内田けんじ監督の作品みたいでもあり、あとちょっと意地悪な視点とかモンティ・パイソンのテイストがやっぱり見え隠れしてるし、多面的な要素をカラフルに含むその混沌が持ち味みたいで、個人的にはなかなか堪能させてもらえました。
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