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東京タワー オカンとボクと、時々、オトン/リリー・フランキー [本のこと。]

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

  • 作者: リリー・フランキー
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2005/06/28
  • メディア: 単行本
ずっと気になっていたこの本を、ようやく手にとって読了しました。
先に映画版を鑑賞して、その後で原作を読もうと決めていたので予定通りです。
購入したのがこの7月、版は2007年3月20日 第38刷発行でした。

この本が出版されるより前に既にTVに登場していたりしてリリーさんはお茶の間でも(という表現が適切か不明ではありますが)けっこうお馴染みの人物になっていました。更にちょっと前にはサブカルチャー関連の雑誌にカットやコラムが載っているという感じで、“本の中に描かれているこの辺の時期かなぁ・・・”と思い巡らせながら読んでいました。この作品が小説としては初になっていたというのは意外です。でも、こんな風にメディアに扱われてしまうと次の小説というのはどうなるんだろうと余計な心配をしてしまいます。小説ではなく、以前ぴあに連載していたコラムをまとめた本、「日本のみなさんさようなら」という文庫は読んでいました。自伝的な内容の今回のものがそこに直接結びついたりはしませんが、あくまで個人の視点で発言していて、でもそれが普遍に置き換えられるものがあるように思えます。ここで登場するオカンは間違いなくユニークな存在であるはずなのに、読んだ人それぞれが勝手に置き換えをして自分なりのオカンとしてイメージをしている、その作業が読んでいて自然に喚起される文章なのかもしれません。映画化される前に2時間ドラマで制作され、その後連続ドラマにまでなって、そのたびにボクもオカンも別々の解釈で配役されていて、それがなんとなくすんなり納得されているのも(実はそうでないのか、本当のところは判断しかねますが)、同様の作業がしやすい要因になっているのかもしれません。
映画版では、脚本の松尾スズキ氏、美術の原田満生氏がともに福岡出身、主題歌の福山雅治氏が長崎出身と九州勢がスタッフに参加している感じが原作のリリーさんを応援しているような印象でした。出演者はそこに余り関連性は無く監督も愛知出身ですが、つい自分の中では映画にある世界観のそのイメージで原作をつい読んでしまう時期になってしまいました。映画を先に観て小説を読むとついそうなるのは当たり前なんですが、これはまた違ったタイミングで違った気分のときに改めて読み返してみようと思っています。


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コメント 2

minku~♪

本をあまり読まない私も、つい最近やっと読みました^^;
ドラマも映画も観るのを待って、「これは本を読んでからにしよう」と
決めていました。
これから映画やドラマをDVDなどで観る機会に、自分のイメージしたものと重なるか、不安でもあり、楽しみでもあります。
後半はページめくる度に涙でした。。。
そして、「親孝行しなくちゃ」と改めて思いました。
by minku~♪ (2007-08-23 01:06) 

cs

minku~♪さん>
コメントどうもありがとうございます。
これだけ話題になった本だけに、なんとなく読むタイミングがなかなかなかったんですよね。たぶんminkuさんと同じような感覚で、ただ自分は先に映画を観ちゃいました。「さよなら、クロ」の監督だし、原作がどうとかいうのは別にして映画館で観たかったんです。
で、そんな立場で初めてこの原作に触れると、ボク=オダギリジョーでオカン=樹木希林としてついつい読んじゃいます。そういう意味でminkuさんの映像作品を観たときの感想は楽しみでもあります。オカンや他の登場人物はともかく、2時間ドラマではボク=大泉洋、連続ドラマでは速水もこもちで、本人であるリリーさんもTVで顔が知られてるし、ここの配役がいちばん微妙ですね。

自分も、読み終えてみてなんだか自然に親を尊敬している自分に気づいたりしました。「そうしましょう」っていうメッセージじゃないはずなんですけどね。
by cs (2007-08-24 18:49) 

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