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「ホテル・ルワンダ」 [cinema]

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD


最近、通っている津田沼シネパークでの鑑賞です。
観たのはもう1週間前の金曜5月5日でした。
まず、ルワンダって、どこ?っていう無知な自分が居るくらいで、2つの部族が根深く分断され、互いの存在そのものを非情な手段で傷つけ、それを目の当たりにしている平和維持軍が、結局大儀のためには機能しない現実に衝撃を受けました。
パンフでの解説によるとフツとツチの区別されている2つの民族は同じ所に住み、同じ言語を使い、同じ宗教を信仰していて、民俗学者や歴史家の立場からは異なる民族集団とはとらえられないらしいです。ではなぜ、互いに敵対する関係があるのかというと西側諸国による植民地支配と近代経済の一元的な価値観が後押ししているからであると、やはりそう考えてしまいます。
元来は様々なアフリカの民族が混在しながら、大湖地域の肥沃な恵みの深い大地に農耕あるいは牧畜を中心とした暮らしをもつ人々の住むところがルワンダという土地だったようです。その価値観がどれだけ豊かなのかを地球という視点にたってみればごく自然に納得できるはずです。それを捨てさせる強制力が作用していなければ・・・・。
ケア・ピンソンとともに脚本も担当したテリー・ジョージ監督が描くあるホテルマンの見た光景。忘れることが難しい強い痛みを伴う記憶となる1994年のその出来事をポール・ルセサバギナ氏が当事者として特別顧問という形で参加。演じるドン・チードルがまた何より素晴らしい存在感です。決して不屈のヒーローなどではなく、我が職責とごく当たり前の良心と向き合った結果、過酷な運命を受け入れることになった男として、彼の姿が共感できるしその表情が印象に残りました。また現地を取材するホアキン・フェニックス、そして複雑な立場でその場に居ることになった国連・平和維持軍のオリバー大佐を演じるニック・ノルティと脇を固める俳優さんたちの顔がそれぞれ活かされていました。
知られざる悲劇の実態を世に知らしめる重要な出来事を描いている作品で、それは“社会派”というジャンルでとらえられますが、冒頭とラスト、力強く響く音楽のポジティブなパワーにこそ、この映画の豊かさがひとつの形として集約されているように思いました。


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