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「単騎、千里を走る」 [cinema]

単騎、千里を走る。

単騎、千里を走る。

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2006/09/22
  • メディア: DVD


チャン・イーモウ監督の作品は、幾つかしか観ていません。でもこの作品は「LOVERS」とも「初恋のきた道」ともやはり違っているようです。あえて比べると「初恋のきた道」に通じる雄大で懐の深い情感があったんですが、監督のいちばんのねらいでもある“高倉健さんを主演にする”という部分が何より大きかったから、こうなったんでしょう。
人物像はいつものように寡黙でストイック、人付き合いがまず苦手で・・・その人物が導かれるように全くの言葉も通じない土地へ出向き、あたたかなつながりを果たし何かを越えていく。
これぞ高倉健、と思ってしまういちばん伝わりやすい形での脚本だったように思います。中国での登場人物はほぼその役柄そのものである現地の演技経験のない人たちばかりだと、あとから知りましたが、流転する出来事により醸し出されているなんともユーモラスな雰囲気がいい味わいでした。自然に気持ちが高ぶる人と人の交流。対する日本での寺島しのぶさん演じる確執のあった息子の嫁というポジションからの距離を隔てたつながりもまた、なくてはならない大事な場面でした。声のみの出演となった中井貴一氏、やはりいいです。


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コメント 2

くみみん

こんばんは。高倉健さんは「鉄道員」で観ました。イメージ的に寡黙で、
でも心優しい人って感じですが、孤独な人もありますよね。
観たい映画も目白押しで動きが取れません。オリバーツイストも観たい
と思っていますし。
by くみみん (2006-02-01 20:53) 

cs

kumiminさん>
こまめにチェックしてもらって、コメント、どうもありがとうございます。
「鉄道員」もよかったですね。最近では、出演作そのものも少なくて、その間に「ホタル」があるだけで、次がこの作品です。かといって内容に派手なものはもちろんなく、物静かに淡々と語られる映画なんですね。孤独といのは、そのなかでも重要な要素のひとつですね。「不器用ですから」という態度を遠慮や謙虚と捉える感覚がほぼ失われつつある現代の日本の文化の中では、孤独になっても譲らないのはなぜか、そこには自尊があるし、そんな方法でしか表現できないものもあるんだってことなんじゃないでしょうか。この作品はビデオ化まで待っていても味わいは失われません。機会があったら、何らかの形で出会えると思います。「オリバー・ツイスト」は自分も観ておきたい1本ですね。
by cs (2006-02-02 00:24) 

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