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「最終兵器彼女 全7巻」高橋しん [マンガのこと]

最終兵器彼女 (1)

最終兵器彼女 (1)

  • 作者: 高橋 しん
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: コミック

この作品がビッグコミックスピリッツ誌上で連載されていた頃にリアルタイムで読んでいました。その前の「いいひと。」も、そういえばTVドラマになったんでした。すでにこの作品はアニメ化されていますが、とうとう(ほんとに)実写映画化されるということらしいので、なんだか改めて読み返してみたくなって、コミックス全7巻を一気に「大人買い」しちゃいました。

キャラクターの描き方とか、基本線がかなりホノボノしてるんですが、巻が進むに従い状況はどんどん過酷になっていきます。痛々しいです。すごくデフォルメされてて、イメージは直接的ではないんだけど。
これ、ごくありきたりと言ってもいい男女の純愛でもあり、青春そのものをストレートにリアルな言葉で描いてるんですよね、結局。ただ、設定としてはもちろんとてもとてもユニークで大胆だし、連載の途中で9.11'01の例の歴史的な出来事が実際に起こったりもしている中で、作品の世界観に大きな意味が後から付加されてしまうことにもなったりして、そういった状況も含めて語られるべき要素が幾つもある物語になっている気がします。こういった作品がある種の予言めいたものになっていたり、それを現実の出来事が軽く凌駕してしまったり、世界とか地球とか、世の中を思う時、なかなか手放しに明るい気持ちになれないのはいつからだったろう、とふと考えてしまいます。
なお、主役の2人にはシュウジとちせ、という名前にあえて苗字を付けなかったそうです。
映画は、正直どういう部分で表現できるんだろう?同じ題材の作品でも実写で俳優さんが演じていく映画はマンガともアニメともイメージされるものが違うものになってしまうはずなんで、破綻なく成立させるのは大変だと思います。期待半分、興味は尽きません。
ただ、映画を初めて観て、原作を新しく探そうとする人が居て、そのきっかけになるだけでも意味はあるのかもしれないと考えれば、とりあえず公開によって注目はされてほしいなと思います。


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雷造

実写にはあんまり期待してないけど、このマンガはついつい読んでしまったり。
で、読んでは鬱になりを繰り返してますよ。

や、好きですけどね。全体通しては。
切なくなるけど。
by 雷造 (2005-12-22 13:55) 

cs

雷造くん>
コメントどうもありがとう。もちろん、自分もこの原作は大好きです。切ないけど、それがいいっていう。誠実に生きて、日常を暮らしていくことはそれ自体たぶん切ないことなんですね。ニンゲンは文明的な生活をしているだけで既に地球に全然やさしくないし、じゃあ死ねばっていうのは、また違うと。そういう矛盾を正面きって引き受けていく事にけっこう意味があるんじゃないかと、やはり思います。
by cs (2005-12-23 06:08) 

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