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「バットマン・ビギンズ」 [cinema]

バットマン ビギンズ 特別版

バットマン ビギンズ 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2005/10/28
  • メディア: DVD


ティム・バートン監督の「バットマン」以来の劇場公開シリーズはとりあえず全部付き合ってきたので、もちろん今回も当然観るつもりでリストに加えていた作品でした。しばらくブランクがあって久々に再登場だし、「ラスト・サムライ」に続いてのケン・ワタナベ出演作品だし、通常の続き物とは一線を画する「エピソード1」だし、当然最初からこの企画のハードルはやたら高い。
ここで思い出したのがリメイクになる「レッド・ドラゴン」。こちらは小説として原作がすでに評価されているもので、更にここに続く「羊たちの沈黙」が歴史に名を残す作品になってしまっているためやはり高いハードルにあえて挑戦という格好になったもの。「レッド・ドラゴン」も、誠実に原作小説の持っている作品世界の人の心の闇の部分の描写に細心の注意が払われて映像化されていて、もちろん配役されたキャストもなかなかのアンサンブル演技になっていたし、単にレクター博士=アンソニー・ホプキンスだけの独壇場ではない苦悩する人々の群像としてバランスをなんとか保っていたと思いました。
で、今回のこの作品。
まず意外に扱いが小さかったという評価が随分あちこちで聞かれる渡辺謙さんの配役も、リーアム・ニーソンの静かな存在感と遜色ない威圧感とカリスマ性があってこそ成立しているものだと思うし、若きブルース・ウェインの苦悩が向けられた対象であったという描写になっているとも思ったので、勝手に肩入れして納得しました。冒頭、まず何処に居るのかが全く判らない状況で始まるという演出の語り口はさすがクリストファー・ノーラン監督。そして何度も繰り返される幼少時代のフラッシュバックと、“バットマン”というけっこう突飛なキャラクターに到達するまでのプロセスがいつの間にか「有りかもしれない」とついリアルに思えてくるストーリーテリングは、かなり重厚な人間ドラマとしての側面を重視していて惹きこまれてしまいました。尺が長いからこういうのでも可能なんでしょうけどね。で、舞台がゴッサム・シティというメイン会場に移ってからのギアチェンジしたかのような一気に娯楽作品に様変わりする展開も、パズルのピースが埋まっていくように有機的に絡んでいく各キャラクターや設定描写に神経が行き届いていて大サービス。 これぞ馴染みのあるバットマン世界のアクション。堪能しました。


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