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「アンフェア the end」 [cinema]


アンフェア the end DVD スペシャル・エディション

アンフェア the end DVD スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


10/18(日)に観てきました。
最初のTVシリーズから、一応一通り続けてみてきたので、完結編もしっかり見届けようと、行ってきました。
始まりは小説の原作があったし、たぶん違うものを目指していた気もするんですが、どんどん当初の予定を変更して、次々裏切っていくエピソードを積み重ねて展開していくスタイルなので、これだけ長く続けてきたことで、最初は制作サイドの都合だったのかもしれないけど、一種芸風として確立したものになったことで、このシリーズは逆に固定ファンがついたのかもしれません。でもさすがにずいぶん遠くまで来たなぁと、沢山人が死んでしまったなぁと、改めて思いました。まあとりあえず、雪平というキャラクターがすべてでもあるので、これはこれで、一つの決着であります。
薫ちゃんというシリーズでも特に人気もあるキャラクターがあんな展開になっちゃったんであれば、やはりこれは完結です。
阿部サダヲさんとか寺島進さんとか、それ以前、なんとなくそれぞれに持っていたイメージが変わることにもなったこのシリーズで得たポジションはキャリアの中でも結構意味があるものになったとも思うし、映画化してから登場することになった佐藤浩市さんに最終的には見せ場はほぼ譲ってしまうことになっていたのは多少残念ではありましたが、最後まで居てくれたことはよかったです。
そして、結果的にこの円環を閉じることになった場面で振られた役を演じるのが永山絢斗くんだったのも、やはり不思議なめぐりあわせです。

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「天空の蜂」 [cinema]


天空の蜂 [DVD]

天空の蜂 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD


10/2(金)に観てきました。
2015年に鑑賞してきた作品は、いつもの自分の好みよりちょっとハードなテイストのものが多めになっている傾向があります。
東野圭吾氏の原作小説の、最初の出版からかなり時間が経過してこのタイミングで映画化したことであとから生じた意味が観ていて独特の感覚を呼び起こすものでした。

物語のカギを握る二人、ヘリコプター設計技師の湯原役に江口洋介氏、高速増殖原型炉の設計者・三島役に本木雅弘氏という、これが初共演なのが驚きの魅力的な顔合わせで、緊迫感のある作品に仕上がっていました。何よりまずこの二人の表現するタイプの違う放熱に魅了されました。
パンフを改めて確認したんですが、原作者の東野圭吾氏は、この小説の執筆に5年を費やしたとのこと、その取材として「もんじゅ」を見学し、いかにこの施設が安全かをレクチャーされたのちに測定してみたら、微量ながらも被爆してたという事実は、2011年をすでに過去として生活している我々には一層の衝撃として感じられます。そして小説が世に出たのが1995年、そこですでに阪神淡路大震災の忘れがたい記憶がやはり折り込まれているのは、ある意味必然ともいえます。
映画化脚本では、2015年の制作であるからこそ描けるものをラストに追加してあって、現在形としてこの物語を世に問うべきであるという姿勢がそこに窺えます。
もしかしたら、この追加シーンは宿命的にこうした作品が時間経過とともにあっという間に古びて行ってしまうものにしてしまう遠因になるかもしれませんが(過去に観た幾つかの作品でも、同じようなことは起きていて、それは避けがたいことかもしれませんが)、今日的なメッセージが有効に機能しているうちに、なるべくなら多くの人にこのエンターテイメント作品に触れてみてほしいと思ったりもします。
天空の蜂 (講談社文庫)

天空の蜂 (講談社文庫)

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/11/13
  • メディア: 文庫


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「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 後編:エンド・オブ・ザ・ワールド」 [cinema]




9/28(月)に観てきました。
先に前編部分も観ていたので、その時点で完結編は見ておきたいと思っておりました。
自分は原作漫画は見ていないし、アニメ化作品も知らないままだったので、実際のオリジナルの設定とかはわからなかったんですが、この映画版で描こうとしているものの中に、現実の日本で暮らす生活の中で感じる閉塞感であったり、かなり特殊な状況を借りながらどこかリアルな部分に結び付けようとしているようにも思えたんですが、やはりふと、エヴァの世界観が見え隠れしたりするのは樋口監督らしさなのかもしれません。そして、後半に不意に怪獣映画に寄って行く展開・・・なかなか不思議な方向に向かっていました。
国村隼さんは大好きな俳優さんのひとりなんですが、今回のような役って、意外にあんまりない気がして、なんだか感慨深かったです。
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「あん」 [cinema]


あん DVD スタンダード・エディション

あん DVD スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


8/30(日)に観てきました。
(2015年の記録がすっかりさぼってしまっていて、更新が遅くになってしまいましたが、ようやく再開します。)

実は正規の公開時期から少しずれていて、京成ローザで半分リバイバルの状態で上映していたので、なんとか間に合いました。
観に行くことができて、出会えてよかった作品でした。
河瀨直美監督の作品はちょっと久々です。
今回のように、原作小説を映画化するというのは監督にしてみれば珍しい気がします。

とある住宅街の片隅の、小さなどら焼き屋の、その店先で繰り広げられるほんの些細な物語なのかもしれませんが、観ていて深く心を揺さぶられました。
永瀬正敏氏の佇まいが、その背負っているものや眼差しがとても印象深くて、性根がきれいで心優しいっていうようなキャラクターじゃないがゆえに、なんだか腑に落ちました。
樹木希林さんの存在感は何しろ圧倒的でしたが、それにしても実に魅力的でした。
そして、まさかこの作品が初共演だなんて、市原悦子さん。登場シーンはほんのわずかでしたが、やはりすごかったです。こんなお二人の化学反応の場面に出会えるなんて。

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「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」 [cinema]


進撃の巨人 ATTACK ON TITAN  DVD 通常版

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN DVD 通常版

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


8/14(金)に観てきました。
自分は原作をほぼ未読でしたので、なんとなく観たことのあるビジュアルが実写映画ではどうなるんだろうという興味が少しある程度で、正直、内容にそれほどの期待もないままの鑑賞でした。

100年ほど前に突如出現した巨人という存在が、おそらくはそれまで地球上で少なくとも文明が発達して以降、人類が経験してこなかった捕食される側の立場に、それも圧倒的な力量差によって無抵抗に受け入れざるを得ない状況により、精一杯の抵抗手段として堅牢な壁を築き上げ、一時的な生存の保証を獲得していたはずが・・・という、荒唐無稽といえばそれまでなんですが、この作品で描かれている世界は、どこか現実の社会や気分を思い起こさせるものがあって、なかなか興味深かったです。
原作に比べキャラクター設定が少し年齢が上になっていて、更にどうやら舞台として日本を想定して描かれているらしいということなど、まだこれに続く完結編を観るまでは全貌も見えない物語ではあるんですが、同じ樋口監督の「日本沈没」のように、ただ絶望を描くのではない展開になりました。

後編でどんな結末を迎えるか、確認してみたいと思います。

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「人生スイッチ」 [cinema]


人生スイッチ [DVD]

人生スイッチ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • メディア: DVD


8/9(日)に観てきました。
アルゼンチン・スペイン作品、アルゼンチンでは2014年の公開です。
こういった作品が日本でも公開されるのはすごく限られているし、出会う機会も少ないんで、こうして鑑賞できてよかったです。
ひとつひとつのエピソードには関連のないオムニバス作品なんですが、なにしろ毒気がたっぷりのブラックなユーモアに圧倒されました。導入のエピソード、「おかえし」はとある飛行機内での会話が、何気ないやりとりからちょっとした偶然に気づき、まさかの展開・・・それがわずか数分の映像で語られます。ふたつめのエピソード、「おもてまし」、そして三つ目の「エンスト」辺りまでどんどんその不条理ともいえる日常のちょっとした綻びがただただ最悪の結末へ向かって突き進むんですが、これが四つ目、「ヒーローになるために」以降少しずつ様相が変わってきて、それまで観ていて強烈なブラックユーモアに苦笑いだったものが、また少し複雑な感情が湧いてくるものに変わってきて、なんだか心の中のちょっと自分では普段気づきにくいタガが外されたような気持ちになりました。決して観終えて爽快なものではないんですが、色々かき回された混沌とした気分は悪いものではない気がします。

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「バケモノの子」 [cinema]


バケモノの子(スタンダード・エディション) [DVD]

バケモノの子(スタンダード・エディション) [DVD]

  • 出版社/メーカー: バップ
  • メディア: DVD


8/2(日)に観てきました。
過去3作の評価ですっかりお馴染みの細田守監督の新作です。
毎回映画館で観た作品は皆そうなんですが、自分はパンフを買って、観終えた後にその内容を読みながら反芻して色々考えるのが好きです。
そうして思いついたりした事柄を、この記事に覚え書きとして整理していくのが自分が映画を鑑賞してその作品と向き合うひとつの習慣のようになりました。
細田監督の最初のヒット作となった「時をかける少女」は別として、「サマーウォーズ」も「おおかみこどもの雨と雪」も、そして今回も、監督のプライベートの部分の変化が作品の核になるようで、今回は子どもって、どうやって育っていくんだろうかという問いかけがあります。これは「おおかみこども」ともつながってくるテーマでもあるんですが、前回は母の存在が大きかったのに対し、今回は父、もしくは父性的な存在とのかかわりに重きがありました。現在の日本の価値観の中では、かなり扱いにくく、捉えにくくなってしまっている命題かもしれません。現実の渋谷の街と異界が同時に存在しているという設定は、社会の中に狼男が混じって暮らしているという設定以上に空想の領域がもちろん広くなっている訳で、例えばそんな世界がどうしたら成立するのかとか、実はその辺はあまり触れずに物語は進んでいきます。でもその点は観ていてあまり気になる訳ではなく、クライマックスに向かって境界線が侵食していくような展開から描かれる映像、特にクジラの登場してからのシーンはすごく美しくて、これは「おおかみこども」の世界観では向かわなかったなぁと後から思い、やっぱり少年の空想のある意味王道であったのが単純に愉しかったです。
脚本でこれまでの3作で必要不可欠だと思っていた奥寺佐渡子さんが参加せず、細田監督の手によって完成まで行ったのも、もしかしたら関係しているのかもしれません。個人的には奥寺さんが参加していなかったのは少しさびしかったんですが。
「時をかける少女」公開が2006年、「サマーウォーズ」が2009年、「おおかみこどもの雨と雪」が2012年、そして今回が2015年と、きっちり3年かけてこのクオリティを維持しながら作品が製作されているのは、とてつもないことだと思います。このペースではまた3年後、細田監督が描く新しい世界がどんなものなのかが楽しみで待ち遠しいです。

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「予告犯」 [cinema]


映画 「予告犯」  (通常版) [DVD]

映画 「予告犯」 (通常版) [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD


7/31(金)に観てきました。
TVなどでどんどんキャンペーンしている作品は、ついあまのじゃくで敬遠しがちなんですが、これは中村義洋監督の作品で、それを後から知って興味がわきました。

原作はマンガです。
未読なので比較が出来ないんですが、映画の中での世界観はリアルでかなり日常に近い感覚で描かれているものでもあるので、すんなりと物語に入っていけました。この辺は、テーマの点でも近いものがあるため同じ中村監督作品では「白ゆき姫殺人事件」も思い浮かびますが、今回はまた少し違うアプローチで、ただ、この一連の事件の犯人像、背景が次第に分かってくるとそれまでとは見えてくる風景が違うという点では共通しているともいえるかもしれません。
それにしても、ラスト間近で、まさかメタボ役の荒川良々さんの台詞と演技で泣けてくるというのはあまりに意外でした。

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「海街diary」 [cinema]


海街diary DVDスタンダード・エディション

海街diary DVDスタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


6/28(日)に観てきました。

是枝裕和監督作品は毎回、独自の味わいがあるので、公開が楽しみで、もちろんこの作品も気になっていました。今回、珍しいのは、オリジナル脚本ではなく、原作があることです。
以前にも「空気人形」は漫画原作のものだったし、これが初めてではないんですが、テイストもターゲットも異なるとはいえ、現在とにかく続々映画化されている少女漫画が原作になるものを選ぶというのは、それだけこの作品に格別な思い入れもあったんではないかと推測しました。それにしても、メインの四姉妹への暖かなまなざしはもちろん、海猫食堂のエピソードなど、やはり是枝作品に共通するじんわりと心の深い所にゆっくり沁みてくる物語が、すごく素敵な余韻を感じられてよかったです。
今回、音楽を菅野よう子さんが担当しているせいもあってか、ちょっと空気感が石川寛監督作品に近いものがあったりして、新鮮でした。
書店に並んでいるのはずっと気になっていたんですが、映画を先に観終えてから、原作に挑戦してみました。

海街diary コミック 1-6巻セット (フラワーコミックス)

海街diary コミック 1-6巻セット (フラワーコミックス)

  • 作者: 吉田 秋生
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/07/10
  • メディア: コミック


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「セッション」 [cinema]


セッション コレクターズ・エディション[2枚組] [DVD]

セッション コレクターズ・エディション[2枚組] [DVD]

  • 出版社/メーカー: ギャガ
  • メディア: DVD


6/21(日)に、これは「夫婦フーフー日記」とハシゴして観てきました。
お目当てがこちらの作品です。

2015年のアカデミー賞において作品賞にもノミネートされ、J・K・シモンズが助演男優賞でオスカー受賞、そして遡って知ったんですが2014年サンダンス映画祭にてグランプリと観客賞をすでに得ていた、この作品の撮影期間がわずか19日間というのが驚きです。
もちろん若干28歳の新人監督で低予算で製作されているから当然なのですが、だからこその凝縮された熱量は本当に圧倒されました。
名門学校でジャズドラマーとして見出された無名の若者が強烈な指導者から極限まで磨かれ、そこから羽ばたく様を追う、ある意味でど真ん中のシンプルな脚本ながら、その骨太なテンションに釘付けでした。
観ておけて、本当に良かったです。
そしてもちろん、サントラも最高です。
セッション [国内盤HQCD仕様]

セッション [国内盤HQCD仕様]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rambling RECORDS
  • 発売日: 2015/03/04
  • メディア: CD


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