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羊と鋼の森 / 宮下奈都 [本のこと。]


羊と鋼の森

羊と鋼の森



昨年2015年末のTV番組「王様のブランチ」ブック・アワードでこの小説が大賞を
賞しました。
最初にこの作品が特集されていた時にすでにちょっと気になっていたんですが、せっかくなので読んでみようと思いました。
まさか、その後2016年の本屋大賞受賞までいくことになるとは思いませんでした。

とあるきっかけにより、ピアノ調律の仕事を始めることになった主人公の青年、この人物の纏っている雰囲気が、なんとなくですが自分には村上春樹氏の小説で一人称で登場する人物像に近い気がして、なんだか馴染みがある気がしていて、それゆえ勝手に親近感を感じていました。
彼がその目標として尊敬しながらもさりげなく歩むべき道を示してくれるベテランの調理師さん、そして直接指導者として、自らもこの職人の世界と格闘しながら彼の成長を見守ってくれている調理師さん、それに、縁あって出会った依頼人の姉妹。この深くどこか温もりのある「森の中」で見える風景がじんわりと沁みて、読了したとき、凝りをほぐしてもらったように穏やかに心が満たされていました。
宮下奈都さんは作家として、まだこの時点でほぼ無名だった方でしたが、一躍注目されてしまいましたが、こんな作品と、そしてその物語を紡ぐ作家の方に、出会えてよかったです。
まだ読んでいない作品も、いくつか文庫で書店に並んでいます。
このきっかけから、ほかの作品も読んでみたくなりました。
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